日時 :2020 年 2 月 11 日(火)午後 3 時~ 5 時(開場 2 時半) 参加費 :無料、言語:英語(日本語通訳有り)
場所 :カトリック大阪大司教館1階 会議室(大阪市中央区玉造 2-24-22)
最寄り駅は JR・地下鉄玉造駅、JR・地下鉄森ノ宮駅よりいずれも徒歩 13 分から 15 分
主催 :「共生対話の構築」プロジェクト(担当・松野明久、大阪大学)
後援 :カトリック大阪大司教区 問合せ先: 松野
 

フィリピンで長く続く紛争。少数の大土地所有者による支配や構造的貧困を背景として、フィリ
ピン共産党(CPP)とその武装組織である新人民軍(NPA)が革命と社会変革を掲げて闘争を行っ
ているのです。共産党は「国民民主戦線(NDF)」という組織を作り、政府と和平交渉を行って
きました。ドゥテルテ大統領が就任して、和平が実現するとの期待が高まりました。しかし、そ
れも 2018 年に中止が発表され、社会運動家、人権活動家などの逮捕・殺害や軍による掃討作戦
が始まりました。和平の希望も消え、人々はまた不安な暮らしに戻されてしまいました。そんな中、
フィリピン・エキュメニカル・ピース・プラットフォーム(PEPP)は、紛争の根本的原因となっ
ている土地問題や貧困の解決を求めつつ、政府と NDF の交渉再開を求めています。PEPP の共同
代表としてこの平和運動の先頭に立つアントニオ・レデスマ大司教から、紛争の根本的な原因、
貧困に苦しむ現地の状況、紛争の被害、和平の展望について話を伺います。
 

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