信徒のみなさまへ
+主の平和
このたび、奈良県における新型コロナウイルス感染拡大に伴い、奈良ブロックにおける公開ミサを中止することになりました。昨年10月から、暫定的に公開ミサを再開し、他ブロックで中止もあった年末年始も続けることができたのは大きな恵みでした。その間、特に問題もなく半年以上も続けることができたのも、みなさまの努力と神の助けによるものです。ほんとうに感謝しています。
しかし、四月から関西で感染が急拡大し、奈良県においても連日新規感染者数を更新する事態となりました。人口あたりの感染者数も高く、今後の感染のさらなる広がりが懸念されています。
そのような事態を重く受け止め、司牧チームでは公開ミサの一時中止を決めました。教会でのミサを心の糧として、喜びのうちに集ってくださっていたみなさまには申し訳ありませんが、現在の状況を考えて、苦渋の決断をいたしました。ほんとうに残念ではありますが、どうぞご理解ください。
教会で感染が拡がる可能性は低いかもしれませんが、やはり人が集まり、聖体をいただくことを伴うミサはリスクを伴います。いのちを守ることを第一にするために、ご理解とご協力をお願いする次第です。

なお、現在も主日・祭日のミサの義務は免除されております。ミサのYouTube配信、聖書と典礼の配布、主日の福音の説教のプリントなど、みなさまの信仰生活の助けとなるものも用意させていただきますのでどうぞご活用ください。
また、みなさまにお願いがあります。教会に行けなくてさみしい思いをしておられる方にはぜひ手紙や電話、メールなどを活用し、絆を深めてください。困ったことは遠慮なくお申し出ください。新型コロナの感染拡大は大きな試練ですが、お互いの関わり合いを工夫し、深めるチャンスでもあります。
4月11日の福音は、弟子たちがユダヤ人を恐れて鍵をかけて閉じこもっているところにイエスが来られ、「あなたがたに平和があるように」と言われました。教会に行けなくても、イエスのほうから家に来てくださいます。感染が減少に転じ、安全に集まることができるようになったときには、公開ミサを再開いたしますので、祈りのうちにお待ちください。
司祭は常にブロックのみなさんのことを思い、毎日ミサを捧げています。みなさんの心と体の健康を心よりお祈り申し上げます。
2021年4月11日         奈良ブロックモデラトール 柳本昭
司牧チーム一同